MultiplayerSpawner(Godot)

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MultiplayerSpawner は、Godot のマルチプレイヤー機能において、ネットワーク経由でシーンを全プレイヤーに同期的にスポーンさせるためのノードである。
ホストがあるノード(シーン)をスポーンすると、参加しているクライアント側にも自動的にそのノードが生成される。

特徴

ネットワークゲームにおいて、レベルやプレイヤー、敵などのオブジェクトを「全プレイヤーで同時に出現させる」ことは基本要件である。
MultiplayerSpawner を使うと、この同期を手動でコードを書くことなく実現でき、マルチプレイヤー実装の複雑さを軽減できる。

使い方

  1. シーンに MultiplayerSpawner ノードを追加する
  2. spawn_path プロパティでスポーン先(親ノード)を指定する
  3. spawnable scenes リストに、スポーン可能なシーンを登録する
  4. spawn_path に設定したノードに子ノードを追加すると、自動で同期されるようになる。

主なプロパティ

  • spawn_path
    • スポーン先となる親ノードへのパス。スポーンされたノードはこのノードの子になる。
  • spawnable scenes
    • スポーン可能な .tscn ファイルのリスト。ここに登録されたシーンのみが spawn() 可能。
  • spawn_limit
    • 同時にスポーンできるインスタンスの上限(例:1 にするとレベルを1つまでに制限可能)。
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