MultiplayerSpawner(Godot)
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更新日
MultiplayerSpawner
は、Godot のマルチプレイヤー機能において、ネットワーク経由でシーンを全プレイヤーに同期的にスポーンさせるためのノードである。
ホストがあるノード(シーン)をスポーンすると、参加しているクライアント側にも自動的にそのノードが生成される。
特徴
ネットワークゲームにおいて、レベルやプレイヤー、敵などのオブジェクトを「全プレイヤーで同時に出現させる」ことは基本要件である。MultiplayerSpawner
を使うと、この同期を手動でコードを書くことなく実現でき、マルチプレイヤー実装の複雑さを軽減できる。
使い方
- シーンに
MultiplayerSpawner
ノードを追加する spawn_path
プロパティでスポーン先(親ノード)を指定するspawnable scenes
リストに、スポーン可能なシーンを登録するspawn_path
に設定したノードに子ノードを追加すると、自動で同期されるようになる。
spawn()
メソッドではスポーンはできない。
主なプロパティ
spawn_path
- スポーン先となる親ノードへのパス。スポーンされたノードはこのノードの子になる。
spawnable scenes
- スポーン可能な
.tscn
ファイルのリスト。ここに登録されたシーンのみが spawn() 可能。
- スポーン可能な
spawn_limit
- 同時にスポーンできるインスタンスの上限(例:1 にするとレベルを1つまでに制限可能)。

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