最終確認日
WebRTC(Web Real-Time Communication) は、2つ以上のピア(端末)間で、直接リアルタイム通信を行うためのオープンな標準技術である。Webブラウザおよびネイティブアプリの両方で使用可能で、音声、ビデオ、任意のデータを低遅延で安全に送受信できる。
WebRTC を使用すると、オープン標準上で動作するリアルタイムの通信機能をアプリケーションに追加できます。ピア、デバイス間の動画、音声、一般的なデータがサポートされるため、デベロッパーは音声や動画のコミュニケーション ソリューションを構築できます。この技術は、すべての最新ブラウザだけでなく、すべての主要プラットフォームのネイティブ クライアントでも利用できます。WebRTC の技術はオープンなウェブ標準として実装され、すべての主要なブラウザで通常の JavaScript API として利用できます。Android アプリや iOS アプリケーションなどのネイティブ クライアントの場合は、同じ機能を提供するライブラリを使用できます。WebRTC プロジェクトはオープンソースであり、Apple、Google、Microsoft、Mozilla などでサポートされています。このページは Google WebRTC チームが管理しています。
- 開発: Google により2010年に開発開始
- 標準化: 2017年に W3C および IETF によって正式勧告
- 特徴:
- P2P 通信の確立(中央サーバー不要)
- 高速かつ低遅延
- 暗号化(DTLS、SRTP)によるセキュリティ
- NAT越えのために STUN / TURN サーバーを利用可能
利用例
- ビデオ会議(例:Google Meet, Zoom)
- P2P ファイル共有
- オンラインゲーム(特に2〜4人の小規模なもの)

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更新日