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小説。2018年09月04日刊行。第155回(2016年)芥川賞受賞作品。
コンビニで18年間働き続けた女主人公の物語。
2026-02-27 読了。
[!card]- ネタバレありかもしれない一言感想
主人公は「普通」の生活がわからない人だった。
でも、「コンビニ」というモノに出会って社会の歯車になれた。このとき「普通」でいられたように思えた。自分は普通に振る舞えていると思っていたが、案外周りから見るとそうではなかった。18年間コンビニ店員というと、自分も普通ではないなと思ってしまうかもしれない。これがもし陶芸家だったら、同じように18年間皿だけを作ってきた未婚の女だとしてもカッコイイ生き方だと思うのに、コンビニ店員で18年間コンビニのことだけを思って生きてきたというのは攻撃の対象となってしまうのは何故だろうね。
ただ適当にコンビニをダラダラ続けてきたとは違くて、他のコンビニを見て直すべきところがわかる(コンビニの声が聞こえる)ほどなのだから、それはもうコンビニのプロフェッショナルである。
どちらかというと白羽の方が怖い。主人公の生き方は、生き甲斐がたまたまコンビニだっただけだ。歳をとった時に白羽のようになってしまった人はどうすればいいんだろうね。
主人公は店員から店長になるのはダメなのかなぁ?そうであれば世間体も問題がなくなりそうだと思うけれど。
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