うるおいらんど

22歳になって1週間経ちました。【ひとりごと】

追記があります。

どもども。Reoです。

あんまりこのブログでは日常系の記事は書かないほうがいいかなと思っていましたが、書きたいので書いていこうと思います。完全に独り言です。

 

12月2日に22歳になりました。 ひきこもりなので人との関わりがあまりないのですが、それでも祝ってくれる人が思ったよりもいて嬉しかったです。 当日はそこそこウキウキで過ごしましたが、やっぱりどこかちょっとせつなくもなりました。なんでかな、毎年感じてる気がする…

 

そしてその次の日、12月3日に実家で飼っていた猫が亡くなりました。16歳でした。 1週間経った今でも、写真を見るたびに胸が苦しくなります。

少し猫の話になりますが、今年の夏頃にその猫が「甲状腺機能亢進症」という病気にかかりました。 うちの猫は、よく食べてよく動き回りとにかく元気に見えたのですが、以前と比べると少し異常さを感じるくらいに落ち着きがありませんでした。

ちょっとずつ痩せてきてもいて、歳も歳だし気にするほどではないかなと思ったのですが、調べて見ると甲状腺機能亢進症の症例にぴったりと当てはまり、慌てて病院に連れて行きました。

診断結果は予想通りで甲状腺機能亢進症でした。

この病気自体は、食事療法や薬で症状の悪化を抑えることができ、発症後もそれまで通り生活はできていました。

 

我が家は多頭飼いでしたので、食事療法が難しく、メルカゾールという薬での治療をすることになりました。

幸い猫が薬を嫌がることもなく、毎日薬を飲ませること以外はそれまで通り過ごせていたと思います。

 

それから数ヶ月経ち、今年の11月9日のことでした。

父から、猫の後ろ足が動かなくてもうだめかもしれないといった連絡がきました。 突然のことでした。

前日まで元気にしていたのに、急に後ろ足が動かなくなり、体温もどんどん下がっていき、本当にもうだめだと思ったと聞きました。 私の親がその状態を発見したのは明け方3時過ぎくらいで、それから病院が開くまで、とにかく体温が下がらないように温めていました。

病院に連れていき、「肥大型心筋症」であるとわかりました。この病気は、心臓の動きが悪くなり、血流が悪くなり、血栓ができてしまいます。うちの猫の場合は後ろ足に血栓ができたため、歩けなくなってしまいました。

このとき、薬を頼むかどうかの選択を迫られました。

この薬というのが、おそらく血栓を溶かす薬だと思います。8時間以内なら有効でおそらく足も動くようになるということでしたが、田舎だからなのか、薬を注文しても届くのが次の日と言われました。

病院に行った時点で8時間は過ぎていたかもしれないのですが、やるせなさはすごく感じました。

結局その薬を注文し、治療をしていくことにしました。

 

私は、父から連絡が来て、共に薬をどうするかの選択に迫られたのですが、すぐに頼んでとは言えませんでした。

死んでほしくないという気持ちがもちろん一番強かったのですが、足が動けない状態で生き続けさせる方が辛いんじゃないかとか、結局人間のエゴなんじゃないかとか、色々ぐちゃぐちゃ悩み、すぐに答えが出せませんでした。

またお金の問題もありましたし、私が出すからとも言えない立場で、めちゃくちゃ悔しかったです。自分がちゃんと働いていてお金を持っていたら迷わなかったのかと言われたら、それでもめちゃくちゃ迷ったと思います。

結局私が薬頼んでくれと連絡した同じタイミングで、父からも薬頼むことにしたとの連絡がありました。

その日のうちに私は実家に帰省し、猫に会ってきました。私の顔を見て、ひと鳴きだけ、にゃーと言ってくれたのを多分私は一生忘れられないです。

5日ぐらい入院することになり、その後無事退院することができました。

 

退院したからといって、猫が歩けるようになったわけではありません。後ろ足は全く動かないですし、とにかく介護をしなければならない。

犬猫用オムツをつけて、過ごしていたのですが、前足だけで動こうとするのでズルズルと脱げてしまいます。色々と考えておむつカバーをつけてみたり、服を着させてみたりしましたが結局うまくいきませんでした。

その辺は半ば諦めて、シーツをしっかり敷いておくなどで対処していました。

 

そして、とにかく大変だったのが毎日2回の注射と薬でした。

注射なんて打ったことのない人が、注射を打たなければならない。注射を失敗すれば猫は死んでしまう。そういったことを1日2回、これから毎日していかなければならない。

我が家の人間はあまりにも不器用で、とにかく不安しかありませんでした。

それでも猫の負担等も考えると毎日病院に行くわけにもいかず(片道20分程度かかる)、毎日頑張って注射を打っていました。

薬も単純に錠剤ではなく、スポイトで水と混ぜたりしなければならない薬で、それもまた大変でした。

 

猫が退院して家に戻ってきてからも、私は正直この選択で良かったのかわからなくなっていました。

猫はもう自由には歩きまわることもできない。毎日2回も痛い注射を打たなければならない。猫が喋ることはできないのでわかりませんが、呼吸もしんどかったと思います。

 

そして私がなによりつらかったのが、病院から帰ってきた猫に対し、もう一匹の猫が威嚇をしたことです。

1週間近く病院にいたので、知らない匂いになっていたんだと思います。薬も色々飲んでいましたし、ちょっと病人の匂いじゃないですけど、そういったにおいを私達ですら感じていたので、猫はもっと鋭く感じ取っていたことだと思います。

大好きなご飯やおやつですら同室だと食べようともせず、まるで知らない猫が来たみたいに警戒しまくっている姿が悲しかったです。

慣れさせようと同室に少しの時間居させたのですが、元気な方の猫への負担も大きかったのか吐いてしまいました。ついこの間までは仲良く寄り添って寝ていたのに。

 

とにかく見ているのが辛かった。めちゃくちゃ辛かった。

私はもともと2日程度で帰る予定でしたが、結局1週間以上実家にいました。

猫が退院して3日くらいは、一日中一緒にいました。

帰るときはもう会えない覚悟をしておかなければならないと思っていましたが、実際に覚悟できていたかと言われると、全然できていませんでした。

 

そして1週間前の12月3日、病院からの帰り道に車の中で息をひきとりました。

父が言うに、おそらく酸素室から出たショックじゃないかと。

 

想像以上にはやかった。今年は超えられると思っていた。

連絡が来たとき、実感なんて全く湧かないのにボロボロボロボロ泣きました。

足が動かなくなって、1ヶ月も保たなかった。あまりにもはやかった。

ただ泣きながら、会いにいっていて良かったと思いました。正月にどうせ帰るからだなんて思わなくて良かったです。

 

1週間、たった1週間しか経ってないようで、もう1週間経ってしまいました。

正直全然整理なんてできないです。できるわけないです。

 

 

「猫の甲状腺機能亢進症」で調べてこの記事にたどり着いた人へ。

合併症もないか、検査で調べてみてください。 我が家の猫は、調べていたのかどうかわかりませんが、甲状腺の合併症に心筋症もあるらしいので、早期発見できるかもしれません。

 

我が家の猫はたまたま足に血栓ができましたが、これが頭にできていたら突然死していたことでしょう。

 

肥大型心筋症は治らない病気です。 目に見える症状が出ているときは既に病状が進行してしまっています。 それでも早期発見ができれば、悪化しないようにすることはできます。

 

うちの猫はとにかく車が苦手で、病院に行くのも一苦労でした。病院もあまり近くないので、行くたびに呼吸が荒くなり負担をかけていたと思います。 それでももっとちゃんと健康診断に行ったり、病院や車に慣らすこともできた気がします。 元気なうちにそういった場所に慣らすということも大切なのかもしれません。

 

そして今回改めて、生き物を飼うということがどういうことか理解させられました。

うちの猫は、果たしてうちで飼われていて幸せだっただろうか。言葉の話せない猫相手に、聞くことはできないけれど。 幸せにしてやるからうちに来いぐらい言えないと、生き物は飼えないですね。

 

そんで、大事なお金の話。

命とお金を天秤になんてかけられないけれど、それでもお金がなければ病気を治すことはできません。 猫や犬、そういった生き物が病気になった時に惜しみなくお金を出すことが出来るかどうか。 そういった自分の財力も考えてから飼わないといけないなと強く感じました。

 

ちなみに猫一匹飼うのは、子ども一人育てるのと同じくらいお金がかかると聞きました。

あまり言うのもどうなのかなと思いますが、今回病気になり、薬代や入院費に十数万円以上かかっています。 治せる病気なのにお金がないから助けられない、そんな状況にはなりたくないですし、なってほしくないです。

 

頭の中を整理しようと思って書き始めたのに、余計ぐちゃぐちゃしている気もします。

 

胸にぽっかり穴が空いたような喪失感。

この喪失感ってどうしたらいいんだっていうのは、もう自分の中で結論づいていて、人にも話したことなんですが、とにかく思い出やらなんやらを入れておけばいいと思うんですよね。

他のもので埋めるというのはどうしてもしたくなくて、だったらどうしたらいいんだと考えた結果、その亡くなったものを思う気持ちをそのまんま入れておこうと思いました。

つらいけれど、忘れたくない。忘れたくないけれど、人は忘れる生き物だから、今思ってることそのまんまをこうやって書いておくことが大事だと思いたい。

 

写真や動画も、できる限りあった方がいいんだろうなと思います。そういえば今日、うちの猫は2次元の世界にいっちゃったのかななんてぼんやりと考えていました。画面の中ならこんなにもちゃんと、生きてるのにな。

 

なんだかんだ猫の追悼記事みたいになりました。

本当はもっと色々書きたいことがあったんですが既に4000字・・・・。

少し猫の話になりますが〜といっておきながら、全然少しじゃないくらい書いちゃいました。

 

22歳になって1週間、既にいっぱい泣きました。

あまりにもつらくて、何も考えたくなさすぎて、むしろアプリ開発が捗りました。

何もしてないと色々考えてしまうので、とにかく限界まで起きてるようになり、むしろ寝つきが良くなりました。

 

今作っているアプリ、今年中に完成する自信があんまりないです。

ただ人と話していると、色々使えるなぁと思えてきて、なんだかんだちょっとしたアイディアだったんですが、なかなかいいアプリ作ってる気分になっています。

 

久々にこう日常記事じゃないですけど、思っていること書き出していると、色々書きたくなって長くなっちゃいますね。

次のブログリニューアル時にはちょっともう他のコーナー廃止して、普通にこうやって吐露できる場所作ろうと思います。やっぱり自分の頭整理するのにはなかなかちょうどいいです。

 

…ブログリニューアルか……いつできるんじゃろ…

今のデザインに変えて1ヶ月経ったくらいで変えたいと言っていたのに、いつの間にやらもう半年以上経ってるんですね。びっくり。次回はもうちょっとシンプルにしたいようなしたくないような。

 

日常記事っぽいのは既に書きたいネタがあって、iPhoneを変えた話とアプリ開発を始めて1年が経った話と色々あるんですが、とりあえずまた後日書きますね。

っていうか書こうと思っていた時期から既に1ヶ月近く経ってます。まぁいいか今週中には書こう・・・  

文体整っていないですし駄文ですが、独り言なので許してくださいな。

 

最後に。16年間ありがとう。しばらくはまだまだ泣いちゃうかなと思うけど、ちゃんと大事にしまっておく。ありがとう。

 

それではでは

Additional Notes追記

22歳、正直自分の中で一番ツライ1年でした。 猫2匹とお別れすることになったこともあり、本当にめちゃくちゃ辛かった。

でも今少しだけ強くなれた気もします。 23歳も早4ヶ月。頑張って生きてます。

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