どうも。Reoです。
少し前から羊毛フェルトで猫を作りたいと考えていたところに、先日こちらの本に出会いました。
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この表紙の猫は羊毛フェルトでつくった猫で、もう本当にこの方はすごい方です。
Hinaliさんのホームページ「https://www.hinalifelt.com」でぜひ作品を見てみてください。
そしてこの本を買っちゃったからには作らないと!ということで自分も本書を読みながら実際に作ってみました。
実際に作ってみた!
本を買った日にパラパラと一度全体を流し読みして、次の日から制作開始しました。
1日目は頭の制作。
お顔。
この時点までは割と上手く行ってる気がする。
そして耳をつけて毛をつける。
丸一日やってここまでできました。もうめっちゃ手が痛い。
ちゃんとしたいいハサミじゃなく、まゆ切りバサミでやってたらもうめっちゃ手が痛くなりました。
そしてすごく毛並みの悪いにゃんこになっています。
そして二日目。必要な材料をホームセンターに買い出しに行ってから体を作成。
かわいらしいおててをチクチク作ります。1個作った時点で、これあと3つか・・・・・ってなりました。
2つ作って並べてみる。かわいい・・・・?
そんで体の土台が出来上がりました。
香箱座り!
この香箱座りのつくり方もちゃんと書かれています。体がついてようやくちょっと可愛く見えてきた。
ここまでで2日目は終了。朝起きて夜10時過ぎくらいに寝る生活してます。ご飯食べる時間以外はずーっとチクチクしてるんですが、それでもこのペースです。
3日目。体におけけを生やします。
ぽめらににゃん
トリマーになった気分でちょきちょきします。もうちょい長さを残したほうが良かったんかなーと思いつつ。
あと尻尾もつけます。
ぽめらににゃんのしっぽ。
色々散髪して繋げて細かいところの修正をしてこんな感じ。
毛並みは悪いけどそれっぽい!
最後にまつ毛と尻尾をつけてできあがりです。
この時点だとボンド見えますが、この後ボンドはそこそこ透明に乾きました。よかった。
こうして遠目で見てやると猫っぽい気がする!!!
(まだまつ毛とかついてない時点の写真ですが!)
作ってみた感想
もうね、めちゃくちゃ大変。丸3日作業で全ての工程が終わるくらいの大変さ。
羊毛フェルトっていうのは針で羊毛をチクチクさして作っていくんですが、このサイズをチクチク作っていくわけですからやっぱり大変です。
んで、できたにゃんこは本物そっくりまではいかないけれど、その辺のお土産さんにおいてある猫のぬいぐるみっぽいものレベルにはなったんじゃないかなーと思います。
というか本物そっくりのものができたと言うよりは、立派な猫のぬいぐるみができたって感じですw縫ってないからヌイグルミっていうのも違う気もしますが。
とは言っても初めての猫でこれだけ作れれば十分頑張ったんじゃないかなーと思います。
はさみやらもちゃんとしたものではなく、文房具ハサミやらまゆきりバサミで切っているくらいなので。
そしてやっぱり顔が難しい。毛並みはともかく体は本物っぽくできたと思うんですが、顔は本当に難しい。耳がむずい。表情も作れないし!!!あとはどうしたら鼻が本物っぽくなるのか。
ここから先は本当に練習あるのみって感じがします。
後地味なこだわりポイント(手根球)
そして肉球もむずい!この人はなんでこんなリアルなの???って。まぁ香箱座りなので肉球見えないんですけどねw
本を読んだ感想
書評ってほど立派なものではないですが。
実際に見よう見まねでこんな猫が作れましたってだけでも十分かもしれませんが、少しだけ感想を書かせていただきます。
作り方が1から順に書かれていて、とりあえず手順に沿っていけば作れます。羊毛フェルトをやったことがあるなら、ちゃんと猫が作れます。猫愛と根気はいりますが。
部位に合わせた植毛の仕方っていうのが分かりやすく、本当に猫を作るための本になっています。
体はポーズごとに作り方が書かれているので、香箱座りも作れちゃいます。
一度この本を見ながら猫を作っちゃえば、Hinaliさんのノウハウを得ることができるので、ここから先は自分で本物の猫を見ながらこだわって作っていけばいいのかなーと思います。
上手くいかないのも試行錯誤ですね。
この方もそうやって作ってきて今ようやく本物そっくりまでたどり着いたのだと思いますし、そのノウハウを1200円でここまで知れるのは十分なんじゃないかなーと思います。
ちなみにこのたぬき柄の猫の作り方は書いてないです!オリジナルです!
後書きごにょごにょ
ちなみに自分の羊毛フェルト歴は数年前くらいに始めて、年に数回作る程度です。
今年はこのにゃんことハンマーヘッドシャーク君をつくったぐらいです。あとかぼちゃも作ったか。
ついでに紹介しちゃうとこのハンマーヘッドシャーク君は、中に洗濯バサミが入っていて噛み付くことができます。
洗濯バサミなので大分噛む力は強いです。痛い。
この子も自分の羊毛フェルト作品からすると頑張った方だったんですが、もはや丸3日かけたこのにゃんこには敵わんです。
今までチクチク刺し固めると言う方法でしか羊毛を使ったことがなかったので、植毛って方法を知ってほえーって感じです。こりゃ作品の幅が広がりますわ。
後はニードルわたわたっていうものが結構入手困難かなーと思っていたけれどそうでもないっぽいですね。近くのイオンの手芸屋さんにたくさん売ってました。羊毛が置いてあるところだとおそらくどこでもありそう。
一番入手が難しいにゃんこのお目目「グラスアイ」ですが、自分は名古屋住みなのですが名駅ハンズのボタン売り場にて入手できました。ガラス製で2つセットで450円ぐらいします。
でも自分の欲しい色は置いてなかったので探すのは大変そうではありますね〜。
ここからはちょっと暗い話なので、あんまり読むのはお勧めしません。でもちょっと吐き出しに書かせていただきます。失礼します。
直近1年に実家の猫2匹飼っていたのが2匹とも亡くなってしまい、自分に羊毛フェルトっていう趣味があることを思い出しそれで作ろうと考えていました。
でも今すごく迷っている。
今回作った猫は、特にモデルのない猫で、そんなにリアルにも作れなかったんですが、それでも「動かない猫」がどうしても自分の身にこたえてしまう。
作っている最中に何度か辛くなってひっそり泣いた。全然別の猫なのに。
自分は片方の猫の最後の瞬間に立ち会った。だから死んだ後どうなるのか今でもはっきりと思い出せてしまう。死後硬直も、身にしみてわかってしまう。
作った猫もそう言う風に見えてしまう。どんだけ生きているように見えても、体は固く冷たく、決して動くことはない。これは、本物の猫を剥製にするのと何が違うのだろうかとか考えてしまう。
ガラス製のグラスアイはどちらかというと生きている時の目に近いので良かったけれど、これが樹脂とかだと多分それこそ死んだ後を思い出してしまうんじゃないかと思う。
あのとき、自分自身の手で遺体を埋めたけれど、体が腐らなかったらそのまま置いておいたかって言われたら無理だと思う。動かないことをただただ痛感するだけだもんね。
だから作った猫が、あんまりリアルじゃなくてよかった。ちゃんとヌイグルミに見える。
自分は忘れないように作りたいのか、また会いたいから作りたいのか。
ただ作ったものは生きていない。生きていないけれど終わりはある。
その辺をちゃんと考えて、それでも作りたいと思えたら、作りたいと思える時が来たら作ろうと思います。暗いね!!!!
っていうかアメショは流石に難易度高いよ・・・w
そんなこんなですが、こちらの本自体はリアル猫を作るためのノウハウが詰まっているので、羊毛フェルトで猫を作って見たい方は是非に!
羊毛フェルト自体できる人とできない人の差がわりと酷いものなので(羊毛フェルトで調べると面白い作品がいっぱい出てくる)、初めての方はぜひ100均とかにもキットがあるのでそちらから始めてみるのが良いと思いますよ〜〜
この本に、「羊毛フェルトの製図のないアバウトな自由なスタイルが私に合っていて」と書かれていて、あーこれすごいわかるなーって思います。
自分別に羊毛フェルト作家になるつもりは全くないんですが、羊毛がたくさんあるのでコツコツ何か作ってこうかなーと思います。売れるレベルのもの作れればminneとかで出してもいいかなーなんて思わないこともないけど。。。。。。。。
ま、まぁ趣味で続けていくつもりです〜。
今ちょっとブログのリニューアル案をこそこそ考えているのですが、羊毛フェルトで作ったものを載せるところも作ろうかなーと思っています。(実装いつになるかわからんけど)
そんなこんなで、長くなりましたがこの辺で〜〜〜。
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Additional Notes追記
ミミちゃんという名前がつきました。
完成おめでとうございます。すごい素敵ですね!!
わー!ありがとうございます! 嬉しいです(´∇`)